Frequently asked questions

Need technical support?

CarMaker 10のセンサ定義とパラメータ設定

Question

CarMaker 10でのセンサ定義とパラメータ設定をする手順を教えてください。

Solution

CarMaker 10でのセンサ定義の詳細は、『ReleaseNotes』の2.2「Detailed Description」(メイン GUI > [Help] > [Release Notes])をご参照ください。
基本的なパラメータ設定は以下の3通りです。

 

1. メインGUI > [Parameters] > [Car]/[Vehicle Data Set] > [Sensors]タブ:
こちらではアップデートされた[Sensors]タブ内の青の+ボタンをクリックすることでセンサの物理値パラメータを定義することができます。CarMaker 9同様に選択したセンサに応じて、対応するパラメータを定義することができます。
(例:[Range]、[Field of View]、[Sound Lobe Map]のような外部ファイル)

 

2. メインGUI > [Parameters] > [Car]/[Vehicle data Set] > [Assembly]タブ > [Sensor Mountings]:
こちらでは車両上(x,y,z,rx,ry,rz)のセンサの位置や方向を色で視覚化しています。センサの位置毎に名前を指定することができ、ドロップダウンリストより選択されたセンサのパラメータを参照することも可能です。また、個々のセンサは[Active]チェックボックスを使用して、アクティブまたは非アクティブにすることができます。

 

3. メインGUI > [Parameters] > [Sensor Cluster]:
こちらはGPU上のセンサ分布とCycleTime、CycleOffsetのような追加パラメータを定義するためのウィンドウです。
これは、単体のGPU上の計算負荷のバランスをとるため、または複数のGPUに分散させるために必要な設定内容となります。

 

Example
以下の.gifでは、サンプルTestRunであるExamples>BasicFunctions>Sensors>USonicRSI_Parkingを例に上記3つのパラメータ設定を行っています。

 

前半では1.  [Sensors]タブと2. [Assembly]タブの説明をしています。

 

CarMaker 10以降でUltrasonic RSI Sensorの[Field of View]や[Range]などを設定する方法が変わりました。
こちらの例ではCarMaker 10において同じ仕様のセンサを車両の異なる8つの箇所に配置させたときの設定方法を一例として説明しております。
従来では配置箇所毎に同じ仕様のセンサを手入力で設定する必要があるのに対し、CarMaker 10からは[Assembly]タブ > [Sensor Mountings]のParametrizationで同名のセンサを設定することで8つの異なる箇所で同じ仕様のセンサ配置できるようになり、より現実に近いセンサ設定が可能となりました。
フロントセンサは特定のGPUで計算しリアセンサは別々に異なるGPU計算を行わせるため、メインGUI > [Sensor Culuster]から全てのリアセンサをCustomに移動させることで複数のGPUに計算を分散することが可能となります。

 

後半では3. [Sensor Cluster]とセンサを異なる組み合わせでグループ化して異なるGPUに計算を分散させる方法を説明しています。

 

センサパラメータの詳細や[GPU Configuration]を使用して複数のGPUを定義する方法の詳細は、『User's Guide』と『Reference Manual』をご参照ください。

Need technical support?
  • Date: 08.09.2022
  • Product: CarMaker
  • Version: 10.0
  • Component: GUI
  • Language: Japanese

Tags

Sensor
Sensor Cluster
Mounting
Parameters