CarMakerファミリのバージョン12.0をリリース

バーチャル・テスト・ドライビングに新機能を備えたシミュレーションテストソフトウェア

CarMarkerの最新バージョンをリリースしました。シナリオのパラメータ化のための新ツール、およびグラウンドトゥルースセンサモデル、また3D環境のカスタマイズ機能も追加されました。道路生成機能が拡充され、新しいバッテリモデルやモジュラパワートレインアーキテクチャ機能が追加されたことにより、ハイブリッド車や電気自動車向けに、より多くのソリューションの提供が可能となります。

CarMaker12では、ユーザはさまざまなデータアクセスオプションを備えたグランドトゥルースセンサのメリットを享受できます。この新機能は、ユーザがより簡単にデータを抽出することができる斬新なソフトウェアフレームワークに基づいています。また、ユーザインターフェースの更新により、よりユーザフレンドリになりました。今バージョンではグランドトゥルースセンサの最初の機能として、ラインセンサの最適化バージョンが利用いただけます。

バージョン12ではシナリオのパラメータ化のための機能も拡張され、OpenSCENARIOとの互換性が増し、マヌーバのパラメータ化がScenario Editor内で実行できるようになりました。

新しいインポート&エクスポート機能は、新規でのシナリオ作成の最適化をサポートしており、Scenario Editorでそれぞれの道路網を各セグメントに分割し、個別にエクスポートすることができます。これらのセグメントは、テンプレートとして他の道路網にインポートし、組み合わせることができます。これにより、テンプレートおよび複雑な道路網の作成が容易になります。

また、ユーザは追加されたMovieNX Python APIにより3D環境が利用できるようになりMovieNXを自動化できるようになりました。HDシナリオ「郊外の道路」では、交通密度が高く、さまざまな歩行者モデル、および多くの日常の交通障害物が存在する環境でカメラベースのシステムをテストできます。

CarMaker 12 | 800x400

CarMarkerの最新バージョンでは3D環境のカスタマイズ機能も追加されました。