IPG Automotive Japan 10周年記念イベント

10 Years of Innovation

IPG Automotiveは、1984年に事業を開始してから今年で40周年を迎え、また初の海外拠点として2014年に設立された 日本法人のIPG Automotive株式会社も10周年を迎えます。

このたび、10周年を迎えるにあたり、これまでのお客様のご愛 顧に感謝の意を示すとともに、特に昨今のユースケースを中心にこれまでの成果と先進事例をお客様からご紹介いただき、今後 の自動車産業の発展に役立つ情報交換の場を設けたいと思っております。皆さまのご参加をお待ちしております。

Information at a glance

日程: 2024年10月31日(木)
時間: 10:30 ~ 19:00
(受付: 10:00 ~ 10:30、懇親会: 17:00 ~ 19:00)

対象

自動車・部品・車体メーカー、パートナー、大学・研究機関など
同業他社のお申込みはお断りいたします

参加費

無料・事前登録制(昼食・懇親会含む)

プログラム

時間講演内容講演者

10:00–10:30

受付

 

10:30–10:50

オープニング

Steffen Schmidt
IPG Automotive
President & Chief Executive Officer

10:50–11:30

基調講演
Automotive Systems Engineering:
Holy Grail or just another buzzword
車両システムエンジニアリングは聖杯なのか、
または単なるもう一つのバズワードなのか。

バッテリ効率や燃料電池、自動運転レベル5がどれだけ早く、どこまで向上するのか誰にも分からない、不確実性が顕著化する昨今、これまで聞いたことがなかった新しいプレーヤーが市場に参入し、新しいゲームが始まっている。「システムズエンジニアリング」は、複数の物理ドメインやSWとHWなどの多くの要素を組み合わせて、最終的に効率的で快適、そしてもちろん「持続可能な」モビリティ製品をつくるという効率的なコラボレーションの手法である。鍵となるのはインテグリティと考える。それを実現するプロセス、方法、ツールを活用して、ライフサイクルアプローチでより統合的思考(Integrative thinking)を確立するためのソリューションを紹介する。

Prof. Dr.-Ing. Eric Sax
Karlsruhe Institute of Technology (KIT)

プロフィール

11:30–12:10

特別講演 1
高度運転支援・自動運転の取組みと
デジタルトランスフォーメーションへの期待

現在、自動車産業を取り巻くデジタル技術の進展に伴うDXの潮流は、SDVという形でモビリティとそのソフトウェアの領域にも急速に変化をもたらしている。この様な背景のもと、高度運転支援や自動運転においてDXが果たす役割はどのようなものか、ホンダの取組みを紹介する。

波多野 邦道 氏
本田技研工業株式会社
電動事業開発本部 BEV 開発センター
ソフトウェアデファインドモビリティ開発統括部
エグゼクティブチーフエンジニア

プロフィール

12:10–12:50

IPG Automotive 講演
Mastering the Transformation in the Automotive Industry Using Smart Tools
スマートツールを活用した自動車業界の変革の実現

製品開発における最も重要な成果についての概要、Vサイクルのすべてのフェーズにおけるシステム/車両レベルでの機能テストや仮想化技術によるシフトレフトなどのトレンド、また業界に新たな課題をもたらす新しいアジャイル手法やデータドリブン開発、そして開発プロセスに関与するすべてのエンジニアにシミュレーションへの扉を開く方法などを紹介する。

Josef Henning
IPG Automotive
Lead Product Architect

プロフィール

12:50–14:00

昼食&パートナー企業展示

 

14:00–14:40

特別講演 2
マツダのこれからの10年を支えるMBD(Model-Based Development)
ーモデルベース開発の進展とマツダでの事例紹介ー

マツダでは、生き残りをかけてMBDの展開、活用に取り組んでいる。マツダでのMBDの基本的考え方や最新の成果にふれMBDの必要性を示す。経産省で提唱されたSURIAWASE2.0を具体化するJAMBEの活動などに触れ、実際に車両モデルCarMakerがどのように使われているのかを例示することで、完成された車両モデルがMBD適用プロセスの中でどのように活用されるのかを示す。

足立 智彦 氏
マツダ株式会社
R&D戦略企画本部 兼 MDI&IT本部 技監

プロフィール

14:40–15:20

特別講演 3
IPG CarMakerを活用したLSR-05の開発期間の短縮と
インホイールモータのバネ下重量課題への挑戦

「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」にて、実走行可能なEVプロトタイプ「LSR-05」を世界で初めて展示。今回、同時開発した走行プロトLSR-05へのMBD適用例として、IPG CarMaker(以下、CM)を活用した以下の事例を紹介する。
 ・ インホイールモータ重量影響の感応評価とCMによる再現
 ・ アクティブサスペンションによるインホイールモータ重量影響の改善
 ・ CMとMATLABを組合せた走行制御の短期開発
 ・ 今後のCM活用

釜田 忍 氏
THK 株式会社
産業機器統括本部 技術本部
モビリティ開発統括部 車両開発部 部長

プロフィール

15:20–15:40

休憩&パートナー企業展示

 

15:40–16:20

特別講演 4
いすゞにおけるADASシミュレーションの事例と取組みの紹介

ADAS開発においてTruckMakerを使ったシミュレーションの活用事例を紹介する。この中で商用車に特有の課題がいくつか分かってきた。ここでは、ドライバーモデル、車両モデル、および3Dモデルの構成の観点から課題と取組みを紹介する。

渋谷 浩一 氏
いすゞ自動車株式会社
CAE デジタル開発推進部 CAE 企画グループ
シニアエキスパート

プロフィール

16:20–17:00

特別講演 5
交通事故ゼロ社会に向けたデジタル技術開発の取組み

アイシンは、デジタル技術開発において革新的な取り組みを進めています。従来の開発プロセスにデジタル技術を適用することで、効果が限定的となり、多くの課題が浮き彫りになりました。
アイシンは新たなアプローチを採用し、バーチャルとリアルを融合させた技術など、最先端のデジタル技術を駆使しています。本講演では、これらの取り組みとその具体的な活用方法について紹介します。

荻野 淳人 氏
株式会社アイシン
解析技術部 部長

プロフィール

17:00–19:00

懇親会

 

お申込みはこちら

講演者紹介
講演者のプロフィールは写真をクリックしてください

Prof. Dr.-Ing. Eric Sax
Karlsruhe Institute of Technology (KIT)

情報科学研究センター(FZI)での科学研究員を経て、当時のDaimler AGの技術サービス子会社Mbtechにてさまざまな管理職を歴任し、メルセデスでHILS開発に貢献。その後、世界中のDaimler Busesの電気/電子開発責任者となる。現在は、カールスルーエ工科大学(KIT)の情報処理技術研究所(ITIV)の所長兼教授であり、FZIのESS(電子システムおよびセンサ)部門のディレクタとしても活躍。自動運転におけるKITの専門家であり、現在50名以上の博士課程の学生を指導中。

詳しい情報はこちらを参照

波多野 邦道 氏
本田技研工業株式会社

本田技研工業株式会社にて自動運転レベル3及びレベル4の社会実装に向けた活動をリードし、日本自動車工業会 自動運転部会の部会長として国際基準調和活動ならびに国際標準化活動に取り組むほか、自動運転の普及拡大に向けた国内の官民連携の様々な取り組みへも参画。ISO TS 23792-1 Motorway Chauffeur Systemのプロジェクトリーダーも務める。

Josef Henning
IPG Automotive GmbH

Control EngineerとしてKITを卒業後、ビークル・ダイナミクス制御アプリケーションのHILエンジニアとしてIPG Automotiveでのキャリアをスタート。会社の成長に伴いパワートレイン制御、ADASやADなどの新しいアプリケーション分野を担当。検査と検証プロセスの重要なカギとなるシミュレーションのアプリケーション分野で顧客サポートする専門のチームの構築に貢献。最近ではプロダクトマネージメントのマネージャとして製品ポートフォリオの開発を指揮。現在はリードテクニカルエキスパートとして製品全体のアーキテクチャの責任者を務める。

足立 智彦 氏
マツダ株式会社

神戸大学でシステム工学の修士号を取得し1990年にマツダに入社。技術研究所にて 先進安全車両研究に従事したのち、2004年からはシャーシダイナミクス開発部門においてシャーシ制御およびブレーキシステム技術の量産及び技術開発をリード。 2015年から、統合制御システム開発本部で、全社モデルベース開発戦略の立案と推進を担当。23年からは、現本部にて、MBDを発展させたProcess/Tool/Method及びDXの戦略立案/推進を担当。
また2018年から2021年まで経済産業省主催のモデル活用に関する研究会へ参画し、21年からはその後継組織JAMBEの企画統括委員長として、SURIAWASE2.0の実現を目指して、国内外で活動。

釜田 忍 氏
THK 株式会社

自動車メーカー、Tier1サプライヤーを経てTHKへ入社。
JAPAN MOBILITY SHOW 2023に弊社が初出展した実走行可能なEVプロトタイプ「LSR-05」では、車両システム・車載アクチュエータ開発を担当。現在、モビリティ開発統括部 車両開発部にて、車両開発を中心にBEVに向けた新システムの開発に従事。

渋谷 浩一 氏
いすゞ自動車株式会社

2009年 入社
2010年 1DCAEによる車両走行シミュレーションの開発
2018年 TruckMaker によるADAS/ADのシミュレーション推進に従事、現在に至る

荻野 淳人 氏
株式会社アイシン

車両運動制御開発において、シミュレーションを活用したシステム/制御開発を中心に開発従事し様々な開発した製品を世の中にリリース。2024年から社内のデジタル開発を推進、デジタル開発プロセスやリアルとバーチャルの融合した技術を開発。論文、特許、講演、雑誌掲載など社内外で現在活躍中。

出展企業
各社の出展内容はロゴをクリックしてご確認ください。

Foretellix合同会社

Foretellix(フォルテリックス)は自動運転(AD)や運転者支援システム(ADAS)の検証と妥当性確認のためのプラットフォームを提供している。OpenScenario DSLをコア技術としたシナリオ生成機能はIPG社のCarMakerともCo-simulationを実行でき、AD/ADAS検証の効率化を推進する。また、ODDに対するテストの十分性を確認するカバレッジ収集により、テストの進捗管理やテストの不足を視覚的に確認でき、安全論証についてもサポートを行う。 展示では、上記のツールを紹介するとともに、実車のログデータからカバレッジ収集やシナリオへの変換するLogIQについても紹介する。

www.foretellix.com

富士ソフト株式会社

富士ソフト株式会社は、1970年創立の独立系ITソリューションベンダーである。 自動車業界などの製造業界向け『組込制御系システム分野』、幅広い技術分野と業務知識を生かした『業務系システム分野』、独自製品やソリューション開発の『プロダクト・サービス分野』の3つを柱としている。仮想化やクラウドなどの最新技術を活用したソリューション、コミュニケーションションロボットPALRO、ペーパーレス会議システムmoreNOTE、仮想オフィス空間FAMoffice、教育メタバースFAMcampus、モバイルWiFiルーターの+Fシリーズなどを提供。当社が近年、重点分野としても取り組んできたAI、IoT、Security、Cloud、Robot、Mobile&AutoMotiveの7つの技術分野に加えて、DX、SGなどの先端技術や、Service Design、ITコンサルティング、Global展開などにも幅広くチャレンジ。 当社の技術戦略を「DX+AIS-CRM+SD+(S)G2」として、お客様の付加価値向上を目指している。

www.fsi.co.jp

株式会社堀場製作所

HORIBAは「分析計測機器」の総合メーカーで、多様なニーズに対応する1,000種類以上の製品ラインナップと独自の開発力で世界中のあらゆる市場で活躍。モビリティ業界では排ガス計測をはじめとした計測設備の導入だけでなく、HiLS構築やモデル化技術などでMBD推進を支援することや評価の自動化などを通じて、お客様の開発効率化にも貢献。展示ブースでは、電動化に向けた開発を支援するHiLS構築や、データドリブンモデル作成技術などを事例と共に紹介する。

www.horiba.co.jp

キーサイト・テクノロジー株式会社

キーサイト・テクノロジーは、1939年に計測器メーカーとして創業したヒューレット・パッカードから始まる約80年の歴史を持つ電子計測器メーカーである。電子計測ビジネスのDNAを受け継ぎ、創業以来、最先端技術で電子計測業界をリードし続けている。グローバル競争が増す自動車業界に対しても最新鋭ソリューションを提供し車載テクノロジーを支えている。
展示ブースでは、CarMakerと組み合わせたAD/ADAS向けV2X HILシステムの実機デモンストレーションを行う。それ以外に、512個のレーダーターゲットを使った複雑な走行シナリオのテスト(Radar HIL)や、C-V2X・DSRC両方のV2X通信シミュレーション、V2X実証実験向け車載器・路側機・通信モニタ機器なども紹介する。

www.keysight.co.jp

Mywayプラス株式会社

Mywayプラス株式会社は、パワーエレクトロニクス分野において、研究開発から試験までお客様の開発フェーズや課題に合わせたソリューションを提供。本展示会では、電力変換やモータ制御の試験環境を机上に構築し、デバッグ作業の大幅な工数削減が可能となるHILSを展示、紹介する。

www.myway.co.jp

株式会社小野測器

変化し続ける自動車開発要求に、柔軟に対応できる幅広い製品ラインアップを揃えている。特に計測制御技術に強みがあり、各種センサによる計測技術はもちろん、制御技術を組み込んだHILベンチソリューションは多くの実績がある。
IPG社が持つOpenXやAD/ADASなどの様々なソリューションと当社が持つ高度な計測・制御技術による、ハイレベルなHILベンチソリューションを連携することで、リアルとバーチャルが融合した自動車開発ソリューションの提供が可能。イベントではIPG社と連携した事例を紹介する。

www.onosokki.co.jp

soluzioni Ingegneria

Soluzioni Ingegneriaは2004年設立された。2014年よりテックイノベーションスタートアップとして、自動車、機械、電子、航空宇宙業界向けに、メカニカルシステムダイナミクスに焦点を当てたテックソリューションを提供。ビークルダイナミクス、タイヤダイナミクス、振動音響、データ解析、数値モデリングの経験を持つ。革新的なソリューションで市場投入までの時間を短縮することをミッションに、アクティブ/パッシブパフォーマンスと安全性、自動運転、ドライビングシミュレータ、ハイブリッド/電気自動車のエネルギ管理のテストと認証に対するエンジニアリングコンサルタントを提供。

si-ita.it

Synopsys Inc. Logo

日本シノプシス合同会社

シノプシスのエレクトリック・デジタルツインは、ソフトウェア駆動型の車載設計をサポートする完全な仮想環境を提供します。車載用半導体メーカー、Tier1、OEMは、単一ECUから複数のECUを含む完全なEEAの仮想化を可能とし、ソフトウェア早期開発、テストにおいてより効率的な開発環境を導入することができる。また複数の抽象度、オープンかつ標準インターフェースサポートし、クラウドに対応ているため、フルスケールの製品設計へと展開可能である。

www.synopsys.com

株式会社東陽テクニカ

東陽テクニカは、1953 年の設立以来、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、自動車産業の発展に貢献してきた。
ハブダイナモ、ドライビングシミュレータ、レーダーターゲットシミュレータ等をシステム統合し、統合HILSからVILSまで目的のシステムテストを台上で実現する「DMTS」 (Driving & Motion Test System)を出展する。また、様々な交通シナリオを机上で再現し、車を走らせずにV2Xの検証を可能にする「V2Xエミュレータ」も合わせて出展する。

www.toyo.co.jp

tracetronic株式会社/株式会社GAFS

tracetronic社は自動車およびその関連産業におけるテスト自動化のプロフェッショナル。 私たちは自動車関連ソフトの開発方法をしっかりと把握しており、そのノウハウを活用して高機能かつ高効率なテスト自動化ソリューションを提供。 私たちのecu.testは、90以上のテストソフトウェア/ハードウェアや標準インターフェースをサポートしており、MiLからSiL、HiL、実車テストまで対応可能。 欧州では最もよく使われるテストオートメーションツールであり、ECUソフトウェアの品質向上とともに、開発期間とコストの削減を実現。

www.tracetronic.com
gafs.co.jp

IPG Automotive

バーチャル・テスト・ドライビングを実現するシミュレーションツール『CarMaker・TruckMaker・Motorcycle Maker』の最新バージョンでの追加機能の紹介、またシミュレーションデータとプロセスのマネジメントツールVIRTOや優れた描画が可能なMovieNXのVRデモ体験もご用意。また、HILプラットフォームであるXpack4やシステム演算を実行するSensComputeの他、VIL(Vehicle-in-the-Loop)分野でのADAS/AD機能試験に対するソリューションを例に、CarMakerセンサモデルを使用したVILのセットアップや、リアルとバーチャルでのテスト走行の融合によるメリットを紹介する。