クラウドベースの自動運転シミュレーションであるDRIVE Constellation™においてNVIDIA社と協力

IPG Automotiveのシミュレーション・ソフトウェアであるCarMakerは、NVIDIA社のDRIVE Constellation™のプラットフォームに、高性能で拡張性の高いバーチャル車両プロトタイプを提供します。

  • 2019年3月18日~21日に米国カリフォルニア州サンノゼ市で開催された、NVIDIA社の主催する世界のAIにおけるリーディングカンファレンス、GPUテクノロジー・カンファレンス「GTC」にて、DRIVE Constellation™と、そのHIL環境、さらにオープンで拡張性のある自動運転開発の車両シュミレーションプラットフォームが展示された
  • バーチャル・テスト・ドライビングのグローバルリーダーであるIPG Automotiveは、NVIDIA DRIVE Constellation™のプラットフォームおけるエコシステムパートナーである
  • IPG Automotiveのシミュレーション・ソフトウェアは、自動車やモビリティ業界にて、ADASや自動運転領域向けのバーチャル・プロタイプのプラットフォームとして幅広く活用されている

IPG AutomotiveのソフトウェアCarMakerは、高性能で拡張性のある車両モデルを使って、実世界と高い相関性を維持し、自動運転機能をテスト・検証することができます。オープン性の高い統合テストプラットフォームとして開発されたCarMakerは、テスト対象の実コンポーネントをバーチャル車両プロトタイプに統合したり、サポートする複数の標準的なインターフェイスを使い、既存のツールにシミュレーション環境を統合することも可能です。NVIDIA社とのコラボレーションにより、ユーザはDRIVE Constellation™のプラットフォームと組み合わせることで、機能や性能の試験に向けて、CarMakerの中でもトップクラスの車両モデリング環境を作ることができます。

さらにCarMakerは、より現実的な試験とシナリオや各お客様固有の試験要望を実現する、包括的でリアルタイム演算可能なモデル環境を実現します。CarMakerで作成された仮想プロトタイプは、クラウドベースのDRIVE Constellation™のプラットフォーム上で動作するNVIDIA DRIVE Sim™ソフトウェアを使用すると、予想もできなかった問題を早期で発見し、実際のプロトタイプ作成の必要性をなくすことができます。これらの仮想プロトタイプはまた、パワートレイン、電装、ADAS、自動運転などの複数の領域を越えて、車両開発プロセス全体で再利用がすることができます。

NVIDIA社のZyi Greenstein氏(ジェネラル・マネージャー)は、「IPG Automotiveの助けを借りることで、様々なシナリオや条件の下で、自動運転車両を安全かつ効率的に検証できる」と述べました。

NVIDIA DRIVE Constellation™とは

NVIDIA DRIVE Constellation™は、自律走行の開発と検証をサポートするように設計されたHILのバーチャル・リアリティ・シュミレーションのプラットフォームで、2台のサーバーを並列構成したデータソリューションです。1台目のサーバー、Constellation Simulatorは、仮想環境でセンサ信号を生成するために、DRIVE Sim™ソフトウェアが動作するNVIDIA製GPUを利用しているます。2台目のサーバー、Constellation Vehicleは、シミュレートされたセンサデータを処理するAI車載コンピュータDRIVE AGX Pegasus™を搭載しています。

お客様には、ソフトウェアモジュールを書いたり、NVIDIA DRIVE Sim™と互換性のある資産を提供したりすることで、DRIVE Sim™のプラットフォームに参加することができます。

IPG Automotiveは、2019年3月19日ドイツ・ダルムシュタットで開催された、バーチャル・テスト・ドライビングについて語るイベント「Open House 2019」にて、DRIVE Constellation™におけるNVIDIA社とのコラボレーションについて発表しました。

[Translate to Japan:] IPG Automotive wird Partner von NVIDIA für die cloudbasierte Simulation autonomer Fahrfunktionen mit DRIVE Constellation