ドライビング・シミュレータ:車両開発を可視化

開発プロセスのテクノロジーを直接体験しましょう。ドライビング・シミュレータで、コンセプト段階などの開発初期に機能をテストできます。バーチャル・テスト・ドライビングと運転シミュレーションを組み合わせれば、仮想世界で真に迫った体験ができ、さらに実感覚でフィードバックを得られます。CarMaker製品ファミリーを活用することで、初期からコンピュータ上だけではなく現実的なシナリオを使用して機能テストを実施でき、最適化の余地を見つけることができます。ドライバーは容易に仮想世界に入ることができ、参加型テストの体験からも情報が得られます。バーチャル・テスト・ドライビングは、開発中の車両の設計や機能のテストを容易にします。高い投資コストや複雑なセットアップは必要ありません。

ドライビング・シミュレータは、実世界では複雑さ、高コスト、長期間、危険性を伴うさまざまな状況に適しています。仮想の車両と歩行者なら安全性を確保できます。当社のSystem Experience Platformを使用するか、お客様独自のドライビング・シミュレータをオープン統合およびテスト・プラットフォームに接続することで、自動運転からゼロ・エミッションまで幅広い具体的なテスト・ケースを体験しながら調査できます。車両ブレーキのタイミングは適切でしょうか? 運転スタイルは電気自動車にどのように影響するでしょうか? ユーザーはヘッドアップ・ディスプレイをどのように体験するでしょうか? バーチャル・テスト・ドライビングとドライビング・シミュレータを組み合わせることで、これらの疑問に対する答えがみつかります。

System Experience Platform

System Experience Platform(SEP)は、車両機能を直接体験しながら客観的にテストするのに最適な据え付け型ドライビング・シミュレータです。特に先進運転支援システムの領域において、操作性やシステム動作の判定を通常よりも早期に行うことができます。詳細で現実的なHMIシミュレーションと実際の運転体験、CarMakerのオープン統合およびテスト・プラットフォームを組み合わせ、最大限に活用しましょう。

マウスを数回クリックするだけで、個々のテスト・シナリオを作成できます。各種機能をさまざまな形(Simulink、C、FMUモデル)で統合することで、ラピッド・プロトタイピングを実現できます。

System Experience Platformには次のような機能や利点があります:

  • リアルタイムのフィードバックが得られる現実的な触感
  • 実際のペダル、実際のハンドルを使った現実的な運転体験
  • バーチャル・リアリティ装置との連結(オプション)
  • 物理的な制御装置との接続の可能性


個々のシステム開発では、System Experience Platformを次のように使用できます:

  • MIL/SILからHIL、VILまでの開発プロセス全体を通して、先進運転支援システムや (高度な)自動運転機能をテストできます。たとえば、開発中にステアリング・アシストなどの縦方向制御機能を評価したり、追い越し動作をテストしたりすることができます。
  • 物理プロトタイプを使用することなく、機能の最適化を速やかに評価できます。
  • サードパーティー・ツールに接続し、360度の視野を持つ“CAVE”環境で設計を検討できます。
  • 先進運転支援システムなどの車両機能の客観的体験について、テスト参加者のレポートから情報を得ることができます。
VILによる拡張現実

 

 

拡張現実とVehicle-in-the-Loop方式をリンクさせ、実車での機能テストを安全に行うことができます。そのためには、実車を何もないところで運転する必要があります。環境(交通オブジェクト、交通標識、ラインなど)のシミュレーションを部分的にするか完全にするかはお客様の要件次第です。ドライバーまたはテスト参加者はARグラスを通じて仮想オブジェクトをリアルタイムに認識します。

VILで拡張現実を使用することには、次の特徴や利点があります:

  • 実世界の試験走行と仮想シナリオを簡単に結合し、同時認識
  • 実世界の加速、ビークル・ダイナミクス、触感を体験することで、ソフトウェア機能を現実的にテスト
  • 実装が容易で、動的なドライビング・シミュレータのような複雑さがない
  • アプリケーションに応じて、さまざまなARソリューションの統合が可能


個々のシステム開発では、拡張現実装置を次のように使用できます:

  • 開発の初期段階でHMIおよび参加型テストを実施できます(物理プロトタイプは不要)
  • ADASモデルを実車でMIL/SIL/HILとしてテストできます
  • 状況のカスタマイズが可能で、安全に再現できます

バーチャル・テスト・ドライビングをドライビング・シミュレータ・テストに取り入れたいが、特定のハードウェア・ソリューションの検討をすでに開始してしまった場合でも、問題ありません。CarMaker製品ファミリーはオープン性を備えているため、お客様が選択したハードウェア・ソリューションでの仮想テストの実行が可能です。特定のモデルを使用して、機能を拡張したいとお考えの場合も、ほぼ制限事項なしでバーチャル・テスト・ドライビングを行うことができます。